「吉行和子・冨士眞奈美おんなふたり 奥の細道迷い道」吉行和子・冨士眞奈美著

公開日: 更新日:

 30年以上の句会歴をもつ女優、吉行和子と冨士眞奈美が、松尾芭蕉の「奥の細道」をたどって松島に吟行の旅に。冨士が、旅を栖(すみか)にして野垂れ死にしてもいいというのは、男の生き方の一つの典型だと言うと、吉行は、それができないからみんな芭蕉に憧れると喝破する。冨士の父は新聞記者で、酔っぱらうと「俺は畳の上では死ねない!」と泣いた。吉行の父は作家で、あまり家に帰らず、34歳で死んだ。芭蕉は男同士でしか旅に行かない。「女連れじゃいろいろ揉めるもんね(笑)」と冨士。2人は奧の細道の出発点の千住で句を詠む。「千住にて夏の夜の夢観劇す(吉行)」「白日傘千住の駅に忘らるる(冨士)」

 読んでいると一句ひねってみたくなる、楽しい俳句トーク本。

(集英社インターナショナル 1400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場