<11>仮想通貨価格吊り上げは朝4時に
翌年(二〇一七年)春――
目黒区内の高級マンションに住む、太った米国人の男は、いつものように左腕に括り付けたノートパソコンを右手でカチャカチャ操作し、仮想通貨の売買を行なっていた。
仮想通貨の人気はじわじわと高まり、一ビットコインは十三万円ほどに上昇していた。
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