<42>仮想通貨バブルの宴のあとのよう
「ところで、あっちのほうも一応書類ができましたけど」
法務部長を務める社内弁護士が、矢作幸作に一束の書類を差し出した。
東京地裁に民事再生手続きを申し立てるための書類だった。水谷の失踪で、コールドウォレットから仮想通貨が引き出せなくなったため、資金繰りがつかなくな…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,183文字/全文1,323文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】