「木のストロー」 アキュラホーム 西口彩乃著
木造注文住宅会社アキュラホームに勤めていた著者に、知人の環境ジャーナリスト、竹田有里から電話があった。
「アキュラホームで木のストローをつくれないかな?」
堀越課長に相談したら、環境貢献企業として間伐材を利用したり、小学校で木育授業もやっているので、「やる意味はあるよね」と言って、鈴木役員に話をあげてくれた。鈴木役員は「うちはストローの会社じゃないでしょ!」と怒りながらも、「ストローの事業計画をつくって役員会に出しなさい!」と言う。社内外の人に相談しまくって試作品をつくったら、竹田が「持続可能でなければいけない」。
間伐材利用と廃プラ問題解決に立ち上がった住宅会社の開発実話。
(扶桑社 1400円+税)