「災害不調」工藤孝文著
今や私たちの日常は、自然災害とともにある。新型コロナウイルスの感染爆発もそのひとつだ。
自らは被災しなくとも、家族や友人が被災したり、ニュースに接しているうちに不調を感じる人がいる。不安が募り眠れない、何となく憂鬱で気持ちが晴れない、被災地の映像を見ていたら目まいを覚えるようになり外出できなくなったなど。検査を受けても原因が分からず、心療内科でも改善しない。こうした症状を「災害不調」と名付け、解消法を紹介する健康テキスト。
災害不調の正体は「自律神経失調症」で、脳や臓器に問題がないため検査では見つからない。不調とホルモンの関係、うつ病との違いなど、その仕組みと詳細を解説するとともに、「朝10分歩く」など不調を解消する20の方法を伝授。
(KADOKAWA 946円)