「播磨国妖綺譚」上田早夕里著

公開日: 更新日:

 播磨国の燈泉寺の草庵に、律秀、呂秀の兄弟が暮らしていた。僧の呂秀は薬草園をあずかっており、薬師の律秀の作業を手伝っている。

 ある日、寺の僧がやって来て、妙な噂が立っていると伝えた。井戸をのぞいて、水面に自分の顔が映らなければ3年以内に死ぬというのだ。3人で井戸をのぞいてみると、なぜか呂秀だけに鬼のような異形のものが見えた。そして、何者かが「今夜、行く。待っておれ」と囁いたのだ。

 幼い頃から呂秀には物の怪を見る力があった。夜更けに寝所に何かがやって来た。呂秀に「わしを使わぬか」と言う。自分は陰陽師が使う式神で、元の主は呂秀の祖先の蘆屋道満だと。

 法師陰陽師が活躍する室町時代を舞台にした時代小説。

(文藝春秋 1870円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり