「スカーフェイスⅣ デストラップ」富樫倫太郎著

公開日: 更新日:

 警視庁の窓際部署に所属する律子らは、児童養護施設の園長・薫子から、施設の出身者・鈴音の捜索を頼まれる。施設を巣立った後、パン屋で真面目に働いていた鈴音が突然姿を消したという。親に虐待され無戸籍で育った鈴音だが、過去を感じさせない天使のような存在で、連絡が途絶えることもなかった。

 事件かどうかも分からず、勤務外に調査を始めた律子らは、数カ月前に弟と妹が鈴音を訪ねてきたことを知る。以来、鈴音は週末にキャバクラでも働いていたらしい。栃木で暮らす鈴音の親を訪ねた律子は、鈴音のアパートを見張っていた男を再び見かける。どうやら彼女は何かから逃げているようだ。そんな中、殺人事件の現場から鈴音の指紋が見つかる。

 人気警察小説シリーズ第4弾。

(講談社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出