「糖質中毒」牧田善二著

公開日: 更新日:

 心臓病をはじめ、糖尿病や高血圧、慢性腎臓病、脳卒中、がん、アルツハイマー病などの病気は、ことごとく肥満と関係している。肥満は意志の問題だと思われがちだが、「糖質中毒」が原因であり、意志とも、生まれ持った体質とも関係ないという。

 糖質中毒は、一言で言うと「炭水化物(糖質)の摂取をやめられない状態」のこと。普通は食べ過ぎれば「もういらない」と感じるものだが、糖質は取れば取るほど脳が中毒に侵されるという。ゆえに糖質のなんたるかを理解し、適切な摂取を心がければ、体重は簡単に落とせるそうだ。

 糖質中毒に陥るメカニズムを解き明かし、そこから抜け出すための食事法から、糖質中毒治療によるダイエットまで教えてくれるメディカルテキスト。

(文藝春秋 858円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…