「人生はそれでも続く」読売新聞社会部『あれから』取材班著

公開日: 更新日:

 ニュースの「当事者」たちのその後を取材した人物ルポルタージュ集。

 1981年、サリドマイド薬害で生まれつき両腕がない女性の日常を活写した映画が大ヒット。当時、19歳で自ら映画に主演した典子さんは、一躍時の人となった。いつも「普通でありたい」と思い、行動してきた典子さんだが、映画の主人公の典子は「障害を抱えて頑張っている特別な女性」として独り歩きしてしまっていた。

 そんな典子と決別するために彼女は映画の公開から5年後に「のり子」と改名した。

 その後ののり子さんの人生の歩みを伝えるほか、登山中に遭難して13日間生死をさまよった男性や、日本初の飛び入学で大学生になった17歳など。あの時のあの人たち22人のその後を取材。

(新潮社 902円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  3. 3

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  1. 6

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  2. 7

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  3. 8

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上