八重洲ブックセンター本店 44年の歴史に幕

公開日: 更新日:

 100万冊以上の在庫量を誇る日本最大級の書店「八重洲ブックセンター本店」が3月31日をもって44年の歴史にいったん幕を閉じる。

 八重洲周辺の再開発計画に伴って現在の本店は営業を終了するが、2028年度建設予定の超高層大規模複合ビルに将来的な出店が計画されている。

 本店内に設置されている寄せ書きには、「高校生の頃から60の今まで長年ありがとうございました」や「カミさんとの待ち合わせが八重洲ブックセンターでした」「本当に困ったときに何度もこちらの本で助けていただきました」など、多くの人の人生と寄り添ってきた本店の姿が書き記されている。

プロジェクト「未来への一冊」も実施中

 また、再出発に向けたプロジェクト「未来への一冊」も実施中。2028年の新本店オープン時に並んでいてほしい本を、本店、またはWebフォームから応募することができる。

「おかげさまで、100件近くのご応募をいただいております。ご応募いただいた本はできるだけ並べたいと思っております。大切な一冊、思い出の一冊をぜひ並べてください」(営業部・内田さん)

 5年後の再開を心待ちにしよう。

【連載】出版HOT NEWS

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 3

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  4. 4

    フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘

  5. 5

    豊昇龍は横綱昇進確実、相撲協会も万々歳だが…"朝青龍の甥”に素行や品格、技術で不安はないか?

  1. 6

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  2. 7

    GACKTは“陰謀論匂わせ”の常習者…中居引退に「裏が…」、新型コロナを「世界的な仕掛け」と指摘

  3. 8

    フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

  4. 9

    中居正広の女性トラブル問題で大揺れのフジテレビ…社員の悲痛な叫びに賛同が広がらないワケ

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ