「反戦と西洋美術」岡田温司著

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「反戦と西洋美術」岡田温司著

 人類の歴史は戦争の歴史ともいわれるが、西洋の美術が戦争の悲惨さを直視するようになったのは、意外にも遅く17世紀になってからだという。

 中世の十字軍やルネサンス期のイタリアの都市国家間の抗争においても、注目されたのは英雄的な武勲や勝利の栄光だった。西洋美術は、反戦への思いをどのように表現してきたのか。17世紀以降の西洋美術史をたどりながら解説するアート本。

 17世紀の西洋美術で、「戦争の惨禍」をテーマとした作品の先駆けとなったのは、あのルーベンスが敵味方の違いを超えた戦争の惨劇を寓話的かつ普遍的にとらえた絵画「戦争の結果」だという。

 以降、第1次、第2次世界大戦、そしてベトナム戦争をめぐる反戦アートまで。

 芸術家たちによる反戦の美術を紹介。

(筑摩書房 990円)

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