「生活はクラシック音楽でできている」渋谷ゆう子著
「生活はクラシック音楽でできている」渋谷ゆう子著
学生時代と違って、大人になるとクラシックのコンサートなどに行く人は少ない。だが、日本ではカフェや美容院などさまざまな場でBGMとしてクラシック音楽を耳にすることも多い。
著者も高級スーパーでモーツァルトのピアノ三重奏が流れているのにつられて、高価なワインを買ってしまったことがある。電話の保留音ではエドワード・エルガーの「愛の挨拶」がよく使われるし、セオドア・オースティンの「人形の夢と目覚め」はお風呂のお湯張りが完了すると、「お風呂が沸きました」というセリフとセットで流れてくる。
CMや結婚式など、日常生活で耳にするクラシック音楽120曲以上を紹介する。 (笠間書院 1870円)