「オレサマのトリセツ」和田秀樹著

公開日: 更新日:

「オレサマのトリセツ」和田秀樹著

 電車の中や職場などで周囲の人を困らせるのが「オレサマ」。目の前の相手に常に勝ち続けなければ気がすまないが、皮肉を言い返されるとたじろぐことも。耐えられないときは職場で異動願を出すなどの手段もある。

「負けるものか」と頑張るよりもそこから抜け出すのが正しい。不思議なことに、オレサマは世間や自分が所属する世界以外には愛想がいい。「穏やかな人」と思われていることさえあるのだ。威圧感を与えるオレサマも、距離を置いてみるとちっぽけで臆病な人間だと気づいて対応にも余裕が出てくる。

 心理学者がオレサマの心理的背景や、行動や考え方のメカニズムに目を向けた対応をアドバイス。

(東京新聞 1650円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も