「ぼけの壁」和田秀樹著

公開日: 更新日:

「ぼけの壁」和田秀樹著

 厚労省は、2025年に認知症患者が730万人になると予測。著者は、MCIと呼ばれる軽度の認知障害を含めると、1000万人超えは確実だという。MCIの60%は3年以内に認知症を発症するそうだ。

 さらに認知症とともに高齢者の「脳」の大敵となるのが「老人性うつ」で、抑うつ気分の人を含めると300万人はいると推測する。高齢者の3人に1人は、これらの2つの病気いずれか、または両方に見舞われることになる。

 70歳以降の「人生の質」は、この2つの脳の病をどう防ぎ、どう乗り切るかにかかっている。

 この脳の老化の2大原因の症状と治療法、予防法を紹介するとともに、脳の健康寿命を延ばす方法をアドバイス。

 高齢者と暮らす家族にも役立つ情報満載のメディカル本。

(幻冬舎 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…