20年ぶりステージ大成功も…桜田淳子「芸能界復帰」は道険し
報道陣に加え、ファン、酔っぱらいのヤジ馬で100人を超える人だかり――。芸能活動休止中の桜田淳子(55)目当てに、26日の銀座博品館劇場裏は大騒ぎだった。
今年でデビュー40年を迎えた桜田が、一夜限りの触れ込みでファンイベントを開催。表舞台に立つのは映画「お引越し」の舞台挨拶以来20年ぶりだ。1枚4200円(全席指定)のチケットがオークションサイトで20万円超まで高騰。当日駆けつけた約380人は、「3万9400円でヤフオクで競り落としました。一晩考えましたが、妻にはナイショのへそくりで……」(埼玉・春日部在住の54歳会社員)といった熱狂的なファンばかり。
“淳子歴37年”というクリス松村の姿もあった。「祝いの花は基本的にはお断りした」(関係者)というが、会場入り口には「花の中三トリオ」のひとり、森昌子からの花が飾られている。演出も心憎い。
衣装は着替えなしの1パターンのみ。光沢のあるグレーのシャツに膝丈の朱色のスカート、ヒールの高いパンプスといういでたちである。7時の開演から3曲を熱唱したあとは、元所属事務所「サンミュージック」の後輩・太川陽介(54)がファン代表として登場。これまでリリースした全38曲のシングルジャケットやアイドル時代の映像、「男はつらいよ」シリーズで共演した故・渥美清からのビデオメッセージまで流れる充実の90分間だったという。