“のりピー部屋”で大石まどかを育てたサンミュージック会長
「お宅には会長ご夫婦とお手伝いさん、それに娘さんの2人のお孫ちゃんもいてくれたんで、とっても楽しかったですね。デビューするまでの1年数カ月、ボイストレーニングをしたり、着付け教室にも通わせていただきましたし、家族同然に可愛がっていただきました」
そして92年2月26日にデビュー。順風満帆な歌手生活を送っていた昨年春のこと――。
■日付が替わる直前に届いた訃報
<2013・5・24 昨夜、22時27分に私が所属しているサンミュージックプロダクションの相澤会長がご逝去されました。(後略)>(大石まどかオフィシャルブログから)
訃報は日付が24日に替わる直前、車で帰宅中の大石さんの元へ届いた。
「亡くなる前日のお昼ごろ、病院へお見舞いに行ったんです。酸素吸入器を付けていらしたので会話はできませんでしたけど、<まどかだよ、まどかだよ!!>と言ってギュッと手を握ったら、うなずいて握り返してくれて…。外に出てからも涙が止まりませんでした。
3カ月前の2月22日に都はるみさんの歌手生活50周年コンサートがあって、そのとき隣の席で<やっぱり、はるみちゃんはいいね~>って、とても楽しまれていたんです。ただ、GWのあとだったか、事務所の人から<会長の容体があまり良くないんで、まどかちゃん、手紙を書いてあげて!>という電話が。そのときピンときたんです。急に悪化する病気といったら…。私も父(次男さん、享年61歳)を2009年の4月20日に肺がんで亡くしているので。