社会派、カップル、熟年向き…目的別オススメの夏休み映画
来週からは夏休み映画が一挙に公開。ここ数年、公開作品が増え続け、今年も単館系を含めて夏だけで数十本もある。しかし、見に行くのはせいぜい1、2本。では、どれを見るか。
◇理屈抜きに笑う
新作はつまらないから見ないという向きには、東京・池袋の新文芸坐で今日(17日)から始まった故鈴木則文監督の追悼上映がオススメ。掛け値なしに楽しめる東映作品のオンパレードだ。
まず、菅原文太と愛川欽也のドタバタ「トラック野郎」シリーズ。「爆走一番星」や「望郷一番星」は最高。ピンク時代劇「エロ将軍と二十一人の愛妾」、「温泉スッポン芸者」なども上映される。また、池玲子の「女番長ブルース 牝蜂の逆襲」なども懐かしい作品だ。ほかに藤純子の「緋牡丹博徒 一宿一飯」や多岐川裕美がデビュー作にしてヌードになった「聖獣学園」など、毎日でも出かけてみたくなる“名作”がラインアップされている。
◇社会派、郷愁
骨太のドラマでは、イチ押しが8月2日公開の「イーダ」。戦後のポーランドを背景に、孤児として育った少女が自らのルーツをたどる旅に出る。