「もうやりたくない」園子温監督が“映画界の汚い事情”に不満
「映画なんて汚い世界」
そう言い放ったのは、園子温監督(52)。2日、新宿・歌舞伎町の「ロボットレストラン」で映画「TOKYO TRIBE」の公開記念イベントを行い、「映画はもうやりたくない」と告白した。
「1年くらい毎日思ってる。今日も脚本を書くし映画の編集もするし、毎日途切れなくやっているから思っているのかもしれない。飽きた、飽きたって言いながらも、今年はあと2、3本は作る予定がある。“映画地獄でなぜ悪い”……まあ、悪いんだけど、飽きた」と悩みを打ち明けた。
さらに「役者がワガママ言ってきたり、『園監督、好き!』とか言ってくるけど、絶対好きじゃないだろってヤツいたり。小説の世界にはそういうのは出てこない。(芸能界にある)“裏の取引”とかないし。小説とか音楽の方が表現として純粋。映画なんて汚い世界なんだよ、カネばっかりで」と、芸能プロの力関係がキャスティングを左右してしまうことへの不満をぶちまけた。
新米婦警役を演じた佐々木心音(24)も「園監督、好き!」のひとり。「もともと大好きだったので、現場では緊張しっぱなしでした」と話すと、園監督は「冒頭から佐々木さんのド迫力なエッチシーン。チャンスがあれば抱きたい……というエネルギーが映像にみなぎってる。いつかモノにしてやろうと狙ってます」とニヤリ。バンド活動にも力を入れているというが、これだから監督業はやめられない?