「ZIP」抜擢…13歳で一人暮らし 北乃きいの下積み時代
■幼い頃の苦労をバネに
駆け出しの頃を思い出す中高年も少なくないだろうが、北乃の場合、この頃からプロ。「入った事務所が給料制ではなかったこともあって、働かなければお金は得られない、生きていけないという意識はありました。モデルで水着にもなるため、太るわけにいかない。雑誌で私服を公開という企画があると、食費を削って、イイ服を買ってましたね。衣装も自腹ということです」と続けていた。カメラを向けると、シャッターを切るたびに違う表情を見せ、ポーズを取った。
「本人は詳しいことを明らかにしていませんけど、幼くして母を亡くし、異母兄弟がいたりといった経験を積んできたそうです。中学時代にはいじめを受けていたとか。彼女がドラマでもファンやマスコミの前でもいつも明るく、きちんと仕事をこなすのは、楽しいだけじゃない人生経験によるものかも知れませんね」(スポーツ紙芸能デスク)
北乃きいは芸名で、イメージカラーの黄色の「き」と元気いっぱいの「い」がその由来なのだそうだ。「何度壁にぶち当たっても、きっと乗り越えられるって信じてます。気持ちがあれば、年齢は関係ないと思うんです」と言って、きれいにほほ笑んでいた。