主演ドラマ不調 もう消えた仲間由紀恵の「花子とアン」効果
NHKの朝ドラ「花子とアン」で再び注目されたばかりの仲間由紀恵(35)に黄信号が灯っている。原因は約1年半ぶりにヒロインを務めたドラマ「SAKURA~事件を聞く女~」(TBS系)の低空飛行だ。
「視聴率が振るわないのが最大の理由。初回視聴率9.9%、第2話も10.0%では3話目以降も上がり目は薄い。『花子とアン』の高視聴率は、やはり吉高由里子の人気の賜物だったと仲間の評価を再度、見直す動きが出てきた」(芸能プロ関係者)
結論からいえば、結果を出せない仲間に対しキー局が再び距離を置き始めたというのだ。
その理由を某制作会社ドラマプロデューサーが解説する。
「刑事ドラマで一番やってはいけないパターンをTBSは実践してしまった。『SAKURA』で仲間扮する刑事・水沢桜は、朝はFM局のパーソナリティー、昼は駒込中央署生活安全課の相談窓口、そして夜は祖母が営む小料理屋でなじみ客から情報を得る。そんな複数の顔を持つ女刑事が事件を解決していく物語ですが、とにかくリアリティーがゼロ。昨今、話題になった刑事モノはいずれもシリアスなものばかり。『相棒』(テレビ朝日系)、『ST』(日本テレビ系)、『MOZU』(TBS系)などを見て目が肥えた視聴者にとって『SAKURA』は視聴に堪えうるドラマではない」