“芸能界版ロッキード”に巻き込まれた歌手・大原未登里は今
「とはいえ、ワタシ自身も嵐の真っただ中に放り出されました。なぜワタシがと心中、穏やかじゃない時期もありました。しかし、それも遠い昔の出来事。先日も雑誌社の記者さんが見えて、お話ししたら、キョトンとしてました。今は歌えるだけで丸儲け、拍手をもらって丸儲けという気持ちで歌ってます」
転機を迎えたのは90年代後半、河内音頭「三音会」との出合いだったという。
「作詞家のもず唱平先生の紹介で、三音家浅丸師匠に弟子入りしたんです。のめり込みすぎて一時、声が出なくなるアクシデントもありましたが、おかげで歌の幅が広がりました。声? 気功で治し、もう問題ありません。気功って素晴らしいんですよ。これに魅せられ、整体師にまでなっちゃいました」
整体師の資格はもちろんのこと、ほかにボディケアセラピスト、ヘルパー2級、健康管理士一般指導員、メンタルヘルス・マネジメントといった資格を取得するなど本格的だ。ちなみに、紹介予約のみ施術を行うとか。
02年に結婚。目黒区内に夫婦2人暮らし。ダンナはどんな男性かと尋ねたら、横でニコニコしていたマネジャー氏、その人だった。
「元大手レコード会社のサラリーマンでして、一緒に仕事をしたのが縁でした。慌て者のワタシを陰に日なたにサポートしてくれる、最高のパートナーです」