ももクロ「心配」…“妹分メンバー”ヘリウムで意識不明の波紋
ももいろクローバーZも5日、「とても心配しています」と公式サイトでコメントを発表した。“妹分”グループ「3B junior」の12歳メンバーがBS朝日のバラエティー番組収録中に意識を失い、救急搬送されていた一件だ。
メンバーの女子はヘリウムガスが入った市販のパーティーグッズを一気に吸引。脳の血管に空気が入り、血流を妨げられ「脳空気塞栓症」と診断された。現在も入院中で、意識が十分に戻っていないともいわれている。ももクロは「早く元気になりますように心より願っています」とメンバーを気遣うコメントを出した。
事故が起きた番組「3B juniorの星くず商事」は、ももクロが所属する大手芸能プロ「スターダスト」のアイドル育成部門である3Bの21人のメンバーが、さまざまなレッスンを通してユニットデビューを目指すという内容だ。メンバーは10歳から16歳。3Bにとっては初の冠番組で、1月24日にスタートしたばかりだった。
「『ももクロ』の下には、『私立恵比寿中学』『チームしゃちほこ』というグループがあり、アイドルブームを牽引しています。『3B』はそれに続けと、若いコほどとにかく一生懸命で全力。頑張ればいつかは人気アイドルになれると信じているから、どんなむちゃな企画や要求にも応えてしまう。他のアイドルグループでも表沙汰になっていないだけで、骨折やケガは日常茶飯事。過酷なサバイバルです」(アイドル事情に詳しい芸能ライター)
ヘリウム吸引事故は氷山の一角。猫も杓子もアイドルを目指す風潮に一石を投じる事件だ。