30歳までバイトで生計 俳優・小市慢太郎は”脇役界の星”
役者歴は20年以上。同志社大在学時に学内の演劇サークル「第三劇場」に所属し、そこでの演技が「劇団M.O.P.」主宰のマキノノゾミ氏の目にとまり、その後、10年の同劇団解散まで在籍。関西演劇界の中核的劇団で主役を張った。
そんな逸材も役者だけでは食べていけず、30歳までバイトで生計を立てていたという。下積みの長い筋金入りの舞台俳優というわけだ。
■軟式テニスは全国8強の腕前
今春には出演する映画2本の公開を控えている。そのうちの一本、昨23日に出席した映画「案山子とラケット~亜季と珠子の夏休み~」(4月4日公開)のイベント試写会では意外な(?)一面ものぞかせた。
ソフトテニスに打ち込む2人の女子中学生が主人公の青春もの。その内容にちなみ、この日の登壇者らはテニスウエア姿で現れたのだが、高校時代の小市青年もソフトテニスの強豪校で活躍、全国大会でベスト8入りしたというのだ。
「現役時代はただただつらかったのですが、いまやると楽しいですね」と、渋い低音ボイスで照れ笑いしていた小市。映画の公式HPによると、出身校は大阪にある「明星高校」。中高一貫の男子進学校である。