芸能界2世タレント 俳優「成功」歌手&お笑い「苦戦」のなぜ?
「たとえばサザンオールスターズの桑田佳祐、原由子の長男。ロックバンドのボーカル兼リードギターで12年にCDを出していますが、その後の活躍はほとんど伝わってこない。故・尾崎豊の長男も音楽を始め、父親の『15の夜』を歌ったりしていましたけど、尾崎の才能を引き継いでいるとはいえない。宇多田ヒカルのように、故・藤圭子のDNAを感じさせるケースはまれ。音楽の世界だけをみると、2世はメリットより偉大な親と比べられるデメリットが大きく、成功する確率は低いと思う」(スポーツ紙芸能デスク)
音楽プロデューサーの酒井政利氏も週刊誌で、役者の場合は周囲がカバーしてくれたり作品に恵まれることもあるが、「歌はそうはいかない。せいぜいごまかせるのはCDまでで、ライブステージでは実力がはっきりとわかる」と指摘している。
これは落語や漫才にも当てはまりそうだ。2代続けて売れっ子の漫才師というのも多くない。バラエティーなどで人気を得たとしても、本当の実力がなければ、淘汰されるのは時間の問題なのだろう。
2世で成功する可能性があるのは役者だけ、歌手やお笑いは厳しいといえそうだ。