アラフィフ男優が活躍 中高年向き“渋連ドラ”増殖の気配

公開日: 更新日:

 7月期の連ドラでは、アラフィフ男優陣が主役の作品が出だし好調だ。

 前クールは日曜21時枠「天皇の料理番」(TBS系)が連ドラのトップだが、同枠の「ナポレオンの村」は“男のお仕事ドラマ”で、初回視聴率12.7%とまずまず。今回は唐沢寿明扮する都庁から派遣された男が限界集落を救う物語だ。

 初回は、いつも閑散としているお祭りを、熱血漢の唐沢が予算たった1万円で秘策を練り、先頭に立って盛り上げるわかりやすいストーリー。“町おこし”というありがちなテーマで、唐沢と住人が打ち解けていく安易な展開になると失速しそうだが、市長役の沢村一樹(写真右)の好演がドラマを底上げしてくれそうだ。

 沢村が「この村をどう思うか」と聞き、唐沢が「すばらしい村だと思ってますけど……」と返すと、沢村はいかにも腹黒そうな表情で「すばらしい? ハッハッハ!」と小バカにする。

「祭りが盛り上がらなかったら、どうしますか」と沢村に質問された時の唐沢は、「辞職します」と対峙した。2人のシーンは迫力がある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出