秋田弁「大きな古時計」伊藤秀志さんは中京大で非常勤講師も
「ありがとうございます。7年前から週1回、中京大学現代社会学部の加藤晴明研究室(メディア社会学ゼミ)で非常勤講師をさせていただき、学生たちと定期的に接する機会があるからじゃないですか。世代間ギャップがあっても、それがむしろ刺激になります」
加藤ゼミでは「音声メディア技法」なる講座を担当。また、東海地方を中心にライブ活動を行い、去年1月には4年ぶりのアルバム「時代のほとり」を発売した。
「これは還暦を前に『快』をテーマに書き下ろした曲の中から、季節感を盛り込んだ叙情的な曲やラブソングなど12曲をセレクトして制作しました。正直言って自信作です」
さて、秋田県由利郡大内町(現・由利本荘市)生まれの伊藤さんは地元の高校卒業後、中京大学に進学。名古屋の繁華街、女子大小路でギターの流しをやっているところをスカウトされ、20歳だった74年、ラジオ番組のDJに。「金太の大冒険」などで知られる、つボイノリオの弟分として人気を集めた。
歌手としてのスタートは81年の「送り火」。