進撃、HEAT…撮影の苦労も水の泡 “自爆”する制作サイド
ときに億単位の予算や何年もの期間をかけて、苦労の末に生み出される映画やドラマ。しかし、このところ制作サイドが足を引っ張り、作品の印象や評価を落としているケースが目立っている。
先月末には、実写版「進撃の巨人」の樋口真嗣監督(49)の発言がネット上で物議を醸した。本作の試写会に参加した映画ライター・前田有一氏が、30日に自身の映画批評サイトに掲載した“100点満点中40点”という酷評に激怒。フェイスブックに「誰だよ、こいつに試写状送ったバカは!」と怒りを爆発させた投稿がネット上に流出し、酷評炎上騒動に発展した。
前出の投稿は“友達”だけへの限定公開だったといい、翌31日には自身のツイッターで「やはりマヌケは私だった。誰だかわからないけど、こういう事(コメント流出)をする人間を友達だと思って友達にしていたんだから」と後悔を口に。公開間近のタイミングに不本意な形で注目を集めてしまった。
作品の“足を引っ張った”のは樋口監督だけではない。第1話目が16.9%と高い平均視聴率でスタートしたドラマ「デスノート」(日本テレビ系)だったが、7月上旬に、担当の女性プロデューサーとおぼしきツイッターのアカウントが流出してネット上で騒ぎに。原作からかけ離れた設定をめぐり、ユーザーから批判の声が噴出して炎上した。アカウントは後に閉鎖されたが、その後の平均視聴率は、第2話が12.3%、第3話が8.7%とだだ下がりだ。