<第8回>おふくろにデビュー曲を電話で聞かせると涙声が…
1980年前後の東京は今より暗くて、飲食店は入りづらく、食べ物の値段も書いていないし、ビルの群れがよそ者を拒絶するように見えた。
上京してレコード会社の宣伝見習として加わり、営業所を回って業界の裏方から修業を始めると、兄貴は六本木の僕のアパートに転がり込んできて、「船村…
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