今なお衰えぬ魅力 “Jポップ40周年”で振り返る時代と音楽
「単なる“お飾りアイドル”ではなく、わかる人は“おっ”とうなるような新しい要素を音楽に盛り込んでいるのです。ほかにも、細野晴臣らのキャラメル・ママ、ティン・パン・アレーという演奏グループも、70年代に荒井由実などをプロデュースし、『ひこうき雲』などのヒット曲を生み出しています。このように裏でアーティストを支えた人たちが、演歌やグループサウンズなどが中心だった日本の音楽を変え、今につながるサブカルチャー的な音楽を育ててきたのです」(早乙女氏)
しかし、音楽を聴くスタイルが変わり、J―POPは量産型、使い捨て型のセールス重視に……。
「そういう時代だからこそ、アーティストたちが考え抜いて作った70年代の音楽が力強く聞こえるのです」
あの頃を思い出して、カラオケに行きますか。