著者のコラム一覧
夏目かをる作家

秋田県大館市出身。立教大学文学部卒。出版社、テレビドラマ制作会社、絵本編集者を経てフリーとして活動中。恋愛婚活結婚コラム、映画コラムなど幅広く活動中。 「英語でリッチ!」(アーク出版)で第12回ライターズネットワーク大賞受賞 。新著は小説「ボディ・クラッシュ」(河出書房新社)。

松坂慶子は衰え知らず 最高傑作「死の棘」までの紆余曲折

公開日: 更新日:

 その後、深作監督と別れた松坂には、一発逆転が必要だったはずだ。小栗監督が当時、松竹の奥山融副社長に、主演を打診したいきさつからもうかがわれる。

<これといった当たり役がなくて、少し勢いがなかった時期でした。松竹としてもどう扱っていったらいいのかわからなくなっている、そんなふうに私には見えていました>(小栗康平コレクション3「死の棘」駒草出版)。

 だが、この作品で見事に日本アカデミー賞最優秀主演女優賞はじめ映画賞を総なめにした。

「14歳の時からずっと仕事をしてきて、そして『死の棘』という、自分自身の内面を考えさせられる作品に出合った」と女性誌で激白した松坂。恋多き女優は、撮影が終わってから結婚。今や2人の娘の母親だ。

 ところで、国際派女優の松坂が、今もなお映画やテレビでひっぱりだこの理由はなにか。

吉永小百合さんと共演した『華の乱』(88年)の囲み取材中に、あるリポーターが『松永さん』と間違えたのです。でも松坂さんは眉ひとつ動かさずに、淡々と質問に答えた。さすが大女優だと感心しました」(前出の川内氏)

 大女優でも偉ぶらない。このスタンスが不動の地位を招いた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  3. 3

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  4. 4

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 5

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  1. 6

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  2. 7

    フジテレビ「中居正広氏に巨額賠償請求」あるか? 「守秘義務解除拒否」でウソ露呈

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    Kōki,『女神降臨』大苦戦も“演技”は好評! 静香ママの戦略ミスは「女優でデビューさせなかった」こと

  5. 10

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ