SMAP解散後キムタク正念場 草彅剛とドラマで一騎打ちに
「ドクターX」のヒットと「逃げ恥」の大ブレークで幕を閉じた今年のドラマ。女優では米倉涼子と新垣結衣、石原さとみが目立ったクールだったが、年明けはどうか。
注目はズバリ、SMAP解散直後の木村拓哉(44)と草彅剛(42)の一騎打ちだ。
木村は「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)で外科医に扮し、第1話は周囲の反対を押しきりオペを敢行するというストーリー。「ドクターX」とかぶるため、時期をずらして1月クールとなったといわれている作品である。浅野忠信、竹内結子、松山ケンイチら豪華キャストが話題になっている。草彅の「嘘の戦争」(フジテレビ系)は、詐欺男がかつて家族を殺した男と再会したのをきっかけに、復讐の鬼と化していくサスペンスタッチのストーリー。
この勝負、木村にはマイナス材料が多い。まず「ドクターX」と比べられることになるが、勝てるとは思えない。そもそも木村のドラマは、このところ下降線傾向だ。
「14年の『HERO』(フジ系)はよかったけど、13年『安堂ロイド』(TBS系)は平均視聴率13%弱、15年の『アイムホーム』(テレビ朝日系)は15%弱。以前のパワーはありません。今回は主役級の4番バッターを何人も並べて背水の陣ですが、そうまでしないと数字が取れないことの裏返しではないでしょうか」(作家の松野大介氏)