【対談】宮嶋茂樹×小原玲 「フライデー」スクープの裏側
年初のゲス不倫から人気俳優の薬物疑惑までスクープが炸裂した2016年。世間が知りたい「その舞台裏」が次々と暴かれ、福山雅治がパパラッチを演じた映画「SCOOP!」も公開されるなど、1980年代の週刊誌黄金期を彷彿させる一年となった。時代の空気を活写する文章と写真は不変だ。84年11月に産声を上げた写真週刊誌「フライデー」で、創刊当時からあらゆる現場でシャッターチャンスを狙ってきたカメラマン――宮嶋茂樹氏(55)と小原玲氏(55)。2人はいかにして「スクープ」をモノにしてきたのか。本邦初の対談企画で激白!
■2人は創刊時の同僚
――「フライデー」創刊当時、十数人いた編集部付カメラマンのうち、2人は最年少の若手で、よきライバル関係だったそうですね。
宮嶋 ええ。どちらも俺が俺がのタイプ。現場で一緒になると目障りでした(笑い)。
小原 とにかく僕ら突貫ボーイはいろいろな現場に行かされた。撮ってナンボの世界。写真が雑誌に載るのがうれしくて、うれしくてね。