著者のコラム一覧
大高宏雄映画ジャーナリスト

1954年浜松市生まれ。明治大学文学部仏文科卒業後、(株)文化通信社に入社。同社特別編集委員、映画ジャーナリストとして、現在に至る。1992年からは独立系を中心とした邦画を賞揚する日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)を発足し、主宰する。著書は「昭和の女優 官能・エロ映画の時代」(鹿砦社)など。

「新東宝」70周年 娯楽に徹した映画魂は現代でも通用する

公開日: 更新日:

 かつて新東宝という映画会社があった。東宝の争議をきっかけに、1947年に同社を離れた映画人たちが立ち上げた(新東宝という社名は翌年に命名された)。1961年に解散したが、発足から数えて今年は創立70周年を迎える。

 会社が解散しているのに70周年というのもおかしいが、新東…

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