「料理の鉄人」解説で人気 服部幸應さんは今どうしてる?
「コンクールでは1度に2キロほど食べなくてはいけないので、ふだんは食べ過ぎないように気をつけています。厚生労働省から“健康大使”を任命されているので、食の不摂生で死んじゃった、となるとマズイからね、ハハハ。朝食はご飯をお茶碗に軽く1杯と、長ネギを炒めて卵2、3個でくるんだオムレツ、具だくさんの味噌汁を必ずとり、あとは頂き物のお肉やお魚を。基本的に家内が用意してくれます。昼は学校の先生方が授業のデモンストレーションで調理したものをチェックを兼ねて試食し、夜は会食に呼ばれることが多い。お酒は付き合い程度。日本酒ならおちょこ2、3杯、ワインなら1、2杯。深酒できないタイプなんですよ」
酒好きの記者には、耳が痛い話である。
さて、服部さんは父親が創立した料理学校「服部学園」を継ぎ学校経営に従事するかたわら、「料理の鉄人」や「愛のエプロン」(テレビ朝日系)など料理バラエティー番組で活躍。黒いマオカラースーツを着て、食や料理のうんちくをひょうひょうと語り人気を得た。
「学校経営を受け継いだ当時、ウチの学校の名前を知ってもらうにはメディアだろう、と考えたのがテレビに出始めた理由です。最初は“みっともない”と反対した学校の役員も、学校の知名度が上がると応援してくれるようになりましたね」
26歳のとき、友人に紹介された4歳下の“家事手伝い”の女性と結婚。服部栄養専門学校から徒歩20分の自宅で夫人と2人暮らし。息子2人は結婚して独立し、ともに学校経営を手伝っている。孫はいないそうだ。