コンサート完売、番組DVDまで 「合唱ブーム」到来の兆し
BSは視聴者の年齢層が高いといわれる。時代劇、ドキュメンタリー、海外の旅番組などが多いのもその理由か。そんな中、歌番組が健闘している。BS―TBSの「日本名曲アルバム」(火曜夜7時)もそのひとつ。
ゲストの歌手と、本格的な合唱団が、昭和のころにヒットした歌謡曲、童謡や叙情歌を歌う異色の構成。合唱団は昭和音大やフェリスの学生やグリークラブ、その卒業メンバーが集まっているケースが多い。
「番組は今年で5年目に入りました。これまで放送100回と150回を記念して、出演メンバー6~8団体によるコンサートを開きましたが、1000人規模のホールにもかかわらずチケットは完売。21日開催の3回目も早々に完売でした。観客は60~70代のご夫婦が多いですね」(番組担当者)
通常はソロで歌う曲を合唱用にアレンジ。響きわたるナマの歌声は迫力満点で感動モノだとか。さらに、コンサート終了後に出演メンバーがホールに出て“お見送り”。こちらも大盛況で――。
「キレイでカラフルなドレスに身を包んだ20代の女の子たちを目当てに、カメラを向ける人、握手する人、話しこむ人。だれも帰ろうとしません。AKBの握手会みたいです」(前出の担当者)