興行先での宴席でウーロン茶 神取忍さんは「下戸」だった

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 ところが、私はウーロン茶でしょ。おまけにウチの団体じゃ、看板レスラーの井上(貴子)も私に輪をかけた下戸。シャンパン1杯だけで救急車を呼ぶくらいヘナチョコで、チョー弱いから話になんない。私自身はお酒の席は嫌いじゃないし、盛り上げるのだって好きなんだけど、相手はさぞかしガッカリだろうなってのは何回も感じてます。

■「楽しんじゃえばいい」

 とはいえ、こんな私でも飲み会のお誘いが今もあるんです。5年前の2月には漫画「GTO」を描かれた藤沢とおる先生主宰の「舞浜の地ビールを飲む会」に呼ばれて千葉の浦安にお邪魔したんです。下戸なのに行っちゃうってのがお笑いなんですけど、会場では飲めない派の漫画家・平松伸二先生(「ドーベルマン刑事」ほか)もいらしたもんだから、2人でスイーツばかり食べてた。ビール好きの人から見たら「酒飲めないなら、来んなよ!」って世界だけどね(笑い)。

 ただ、もし私がイケるクチだったらって考えると、それもどうかなって思う。不必要なケンカは多かっただろうし、私の性格だとスイッチが入るとトコトン行っちゃうから、徹夜、徹夜でお酒を飲んで体を壊したり、トレーニングもおろそかになっていたかもしれない。

 だから、今もこうして現役でいられるのは下戸だったからともいえるんじゃないかな。お酒の神様はそのあたりちゃんと見てくれてるんだよ、きっと。だから、お酒を飲めない人は気後れする必要はない。要はうまく宴席を楽しんじゃえばいいってこと。それもまたお酒とのいい付き合いなんですよ。

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