興行先での宴席でウーロン茶 神取忍さんは「下戸」だった

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 私にとってラッキーだったのは柔道の町道場から、先輩後輩のしがらみのないジャパン女子プロレスに転身したこと。大学とか社会人の柔道部だと、どうしても飲み会はつきものだし、先輩からの杯は受けなきゃならないでしょ。それに、ジャパン女子は旗揚げ当初からジャッキー(佐藤)さん、ナンシー(久美)さん、風間(ルミ)に私を加えて“四天王”だったから、誰からも強要されることがなかった。きっと男子の団体だと“アルハラ”(アルコールハラスメント)は当たり前の世界だから、新人時代には大変な目に遭ってたんじゃないかなあ。

■地方に行くと宴席が用意されていて……

 飲めた方がよかったのにって思うことはよくありますよ。やっぱりプロレス団体の代表ともなると、いろんな業種業界の方とのお付き合いもあるし、もし気持ちよく飲めてたら、アルコール関係の企業がスポンサーさんになってくれるとか、CMのオファーもあったかもしれないしね。

 それと興行で地方に行くと、私と初対面の主催者さんの場合、気を使って宴席を用意してくれてるのが申し訳なくて。先方は当然飲めるもんだと思ってるわけですよ。中には2次会、3次会とお酒を飲みながら楽しめるお店を段取りしてくれてたことが何度もあった。

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