小出ドラマお蔵入り NHK異例“補償協議”の裏に猛クレーム
21日、NHKの定例の総局長会見で、小出恵介(33)主演の土曜ドラマ「神様からひと言~なにわ お客様相談室物語~」が放送中止になったことについて「重い事柄。所属事務所ときちんと協議していきたい」と異例のコメントが発表された。
受信料で制作しているNHKだけに民放以上に問題なのは確かだが、事件の全真相が明かされていない段階で事務所と補償協議に入っていると語るのは異例。上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)も「今までも出演者の不祥事で出演停止、本人側の自粛などはありましたが、NHKは比較的穏便に事を進めていました。今回の事件は影響が大きかったのでしょう」という。
「フライデー」に未成年女子との飲酒と淫行騒動が掲載され、今月8日に事務所は無期限活動停止を発表。それを受けてNHKも10日からの全6話放送中止を発表。「11日までの4日間で240件の視聴者の皆さまからご意見がありました」(NHK広報)という。
「今回のNHKの対応の早さは、視聴者に目を向けた結果。ドラマの内容が“モンスタークレーマーと闘うクレーム処理係の話″というのも皮肉な話です。いずれにしてもこの事例は今後のモデルケースとなるでしょう」(前出の碓井氏)
今回の一件で生じた損害額は億単位といわれている。小出は何をどう反省しても後の祭りだ。