映画「君の膵臓をたべたい」が狙う二匹目の“セカチュー”
公開前から「まるでセカチュー」と話題になっているのが、映画「君の膵臓をたべたい」(28日公開)。累計発行部数180万部を突破した住野よるさんの原作を映画化。高校時代に膵臓の病を抱えるヒロインに出会った主人公の“僕”の、過去と現在である12年後が描かれる青春ドラマだが、その設定は大ヒット映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年公開)とかなりかぶっているという。
「『セカチュー』は森山未來が演じた主人公と長澤まさみが演じたヒロインの悲恋と、現在の様子が描かれる。大人になった主人公を大沢たかおが演じ、その恋人は柴咲コウが演じた。一方、『君の―――』は高校時代の“僕”を人気音楽グループ・DISH//の北村匠海が演じ、膵臓病のヒロインを浜辺美波が演じるダブル主演。大人になった“僕”を小栗旬、ヒロインの親友を北川景子が演じるが、ストーリー展開も泣かせ方も『セカチュー』を見た人にとっては既視感たっぷり。ただ、『君の――』のターゲット層の若い女性は『セカチュー』を見たことがない人が大半だから新鮮なのかもしれません」(映画ライター)
さらに、決して表には出ない大人の事情も「セカチュー」の時に似ているという。