橋田寿賀子さんは“安楽死宣言”撤回 著名人たちの終活事情
「安楽死を短絡的に『役に立たなくなった人は死ねということか』という議論に結びつけるのは違うな、と思います」
それで専門の在宅医に頼んで、何かあったら安楽死に近い尊厳死をと望んでいるそうだ。
■瀬戸内寂聴さんはもうすぐ96歳
超高齢化社会――。「終活」がブームのようになり、身の回りの整理をしたり財産分与などの遺言を書くシニア世代は多いそうだが、肝心の死に方について自分の意思を示すと反発を招いたりするから面倒な時代である。では、「終活」の年代に差し掛かった著名人はどうしているのか。
「5月に96歳の誕生日を迎える瀬戸内寂聴さんは『いつ死んでも悔いはない。毎日が死に支度』とおっしゃっています。ここ数年は腰の圧迫骨折に胆のうがん、心臓や足のカテーテル手術を受けるなど、過酷な闘病生活を送られましたが、30歳の女性秘書まなほさんの存在もあって、また前向きになられている。同じ作家では、曽野綾子さんが昨年2月にご主人の三浦朱門さんを亡くされて以降、断捨離をしたり、銀行の通帳をひとつにまとめておくといった終活について書かれたりしている。脊柱管狭窄症の注射を週1で打ったりしながらも、手術で根治を目指すより、そういったことも受け入れるのが、死ぬ準備や心構えだというお考え。いまの伴侶は猫なのだとか」(一般紙文化部デスク)