独立のビートたけし 愛人との再出発と”終活”宣言の波紋
■かつては「欽ちゃんの真似すんだ」
芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。
「中高年の終活がブームですけど、たけしさんは自らの人生を総括する時期に入ったような印象です。今さら言うまでもありませんが、たけしさんは、お笑いでも映画でも、日本の芸能界を牽引してきた人。所属事務所でも屋台骨となって長年やってこられたのですから、それはしんどくもなると思いますよ。それらから自らを解き放って、肩の荷を少し下ろして、今後どんなことをしていくのか。ご自身でも自分が最後に何をするのか楽しみで、ワクワクされているのかも知れません。
かつて漫才ブームが終わろうというとき、今後どうするんですかと質問したことがあるんです。『欽ちゃんの真似すんだ』と答えたのを覚えています。なるほど、たけし軍団は萩本さんのファミリーに似ていなくもない。独立のニュースには驚きましたけど、たけしさんならば今後についても何かビジョンを描かれていると思います。それをまず伺ってみたいですね」
たけしの芸能史を振り返ると、フライデー襲撃事件にバイク事故もあったが、映画や絵画、小説といった創作分野のみならず、鋭く世相を斬るコメンテーター業などあふれる才能と影響力は変わらず。堂々たる愛人との再出発もいかにもたけし流か。