通信機器宣伝マンから再出発 “ギター侍”波田陽区さんは今
■絶頂期のギャラは“ロケット急上昇”
さて、波田さんは、進学先の熊本学園大商学部(熊本)在学中からお笑い芸人に憧れ、卒業後に上京。ワタナベエンターテインメントに所属し、コンビニでのアルバイトで生活費を稼いでメジャーを目指した。
大きな転機は04年3月。初めて出演した日本テレビの人気ネタ番組「エンタの神様」でギター侍を披露したところ大ウケ。毎週出演し、大ブレークした。この年の10月にネタ本「ギター侍の書」(日本テレビ出版)を発売すると、11月に「ギター侍のうた」(ポニーキャニオン)でCDデビュー、12月にはDVD「ギター侍は波田陽区。」(同)を連発。いずれもスマッシュヒットし、芸人としてのギャラは数万円から一気に数百倍へとロケットのように急上昇した。
「1日に5カ所、6カ所と仕事に追われ、睡眠時間は1日3時間あるかないか。それでも時間をつくって後輩たちと飲みに行き、10万円単位で使ってました」
だが、低迷するのも早かった。露出過多で飽きられたのだ。