絶頂期に病に襲われ19年 元グラビア女王・川村ひかるは今
「私の写真は、私か親か、一緒に写っている人しか持っていない。でもこの写真は、全国の男の子たちが見てウットリ妄想している。そう思って衝撃を受けました」
以来、コンビニの漫画雑誌や電車内で揺れる中吊り広告を飾るグラドルたちに心揺さぶられ、「私もなる!」と決心。
「スカウトもされてないのに、放課後に毎日、お金がないから外で縄跳びをしたりサウナスーツを着て走ったり、200円くらい払って区民プールで泳いだりしました。けなげでしたね(笑い)」
その後、スカウトされて芸能界入り。下積み時代を経て、深夜番組「ワンダフル」(TBS系)に水着で出演したのが集英社の目に留まり、ヤングジャンプなどで表紙を飾るように。99年には、写真集のグラビア部門の売り上げトップに躍り出た。
しかし、ムリがたたってか、事あるごとに病に襲われてしまう。
「子宮内膜症になったころ、仕事終わりが毎日夜の10時、11時でした。女友達と遊ぶにしても、当時は今のように気軽に連絡が取り合えないから会うしかない。会ったら夜中。お酒も入る。朝6時には仕事の迎えが来る。不規則な生活も拍車をかけてました。仕事が忙しかった10代のころも、ストレスでしゃべれなくなったことがあります」