フジ「QUEEN」は苦戦中 竹内結子に課せられた“ウラの使命”
女優の竹内結子(38)が大苦戦――。放送中の主演ドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(フジテレビ系、木曜22時)の話である。直近の第3回(24日放送)視聴率は6・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。急落した第2回の5・8%より0・6ポイントアップと踏みとどまった格好だが、視聴率2ケタが及第点といわれるゴールデン帯の連ドラとしてはお粗末な成績といわざるを得ない。
もっとも、内容は決して悪くない。深夜帯でエッジの効いた作品をこしらえ、ドラマ好きの間では一目置かれている制作会社と気鋭の監督が手がけているだけあって、「弁護士モノが乱立する今クールにおいても、見せ場となる法廷シーンを描かなかったり、刑事ばりの潜入捜査を行うなど“異色”の弁護士ドラマに仕上がっている。かといって、奇をてらうだけでなく、スキャンダルに照準を当て、企業やタレントの危機管理が取り沙汰されるいまの時代にコミットした内容で脚本もうまく作られています」(コラムニストの桧山珠美氏)
それなのに、数字が取れないのかといえば、主演女優の竹内と2番手で相棒を務める水川あさみ(35)の“フックの弱さ”は否定できない。