フジ「QUEEN」は苦戦中 竹内結子に課せられた“ウラの使命”

公開日: 更新日:

 前出の桧山氏がこう言う。

「そもそも竹内結子は、代表作の『ランチの女王』にしろ『ストロベリーナイト』にしろ、男性だらけの中で紅一点、それでも女性視聴者から嫌われないヒロインを演じたら光る女優さん。それは良くも悪くも米倉涼子のような絶対的主役ではなく、むしろ、周囲との掛け合わせで存在感を発揮するタイプなので、今作でいえば、水川や斉藤由貴中川大志だけでなく同僚の数を増やし、バラエティーに富んだキャラクターを用意した方が視聴者の関心も集められたように思います。もったいないですね」

 お台場の会議室からも目論みが外れたというため息が聞こえてくる。というのも、同枠の4月期クールは竹内の代表作で映画化もされた「ストロベリーナイト」のリブートを放送する予定だというのだ。

「同作は竹内と西島秀俊がコンビを組んだ刑事ドラマだったが、新作では二階堂ふみ亀梨和也がキャスティングされている。フジは竹内が『ストロベリーナイト』以来の連ドラ主演を張った『QUEEN』で視聴率を取り、いい流れをそのままに春のリブート版の番宣や話題づくりにつなげたいはず。このまま低視聴率が続けばその目論見が外れるというわけです」(民放キー局関係者)

 中盤戦、巻き返しなるか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…