NHK“ポスト有働”和久田アナ 民放とは一線画す華ある本格派
■東京五輪に向け期待を一身に背負う
振り返ってみると、近年のNHKは看板として期待された美人アナがなかなか定着しないという傾向にある。スポーツを中心に担当していた杉浦友紀アナは、グラマラスなボディーで注目を浴びたが、結婚前に半同棲生活がスクープされてイメージダウン。新潟放送局で地方に収まらない人気を誇り、中央での活躍が期待された小正裕佳子アナは、異動直前にまさかの早期退局。セント・フォースに移籍し、「news zero」サブキャスターに抜擢された。そして、癒やし系アナとして好感度急上昇中だった桑子真帆アナは、フジテレビ・谷岡慎一アナとの電撃婚&スピード離婚により、自ら人気に歯止めをかけてしまった。
もはや、和久田アナを除けば、若手・中堅アナのなかに有望株が見当たらないのが現状だ。少なくとも、東京五輪が終わるまでは結婚・退社をして欲しくないというのが局の本音だろう。
約3年間在籍した岡山放送局からの異動直後、悪天候で注意報が出された際、勤務時間外にもかかわらず自主的にニュースセンターに駆け付け、先輩アナたちの動きをしっかりメモに取りながら勉強していたというプロ意識の高い和久田アナ。ディレクター業にも興味を持っていた時期があるようだが、せっかく生まれ持った“華”を生かして、これからもNHKの顔として目いっぱい活躍してもらいたい。
(女子アナ評論家・松本京也)