平尾昌晃さん遺産騒動 和解決裂で三男・勇気氏の次の手は
2017年7月に逝去した音楽家・平尾昌晃氏(享年79)の総額60億円ともいわれる遺産相続問題がドロ沼化だ。
平尾昌晃音楽事務所の代表取締役に就任していた妻のM氏に対し、三男の勇気氏(37)が職務執行停止仮処分の申し立てを行っていたが、13日に東京地裁が訴えを却下。25日、都内で勇気氏が高裁に不服申し立ての抗告手続きを行い、会見した。
申し立ての内容は昌晃氏の死後、長男、次男、三男・勇気氏と妻のM氏が相続のスタートラインに戻ることを目的としたもの。
M氏と3兄弟は和解合意が進められ、一時は円満解決に傾いたそうだが、合意書を交わす予定だった24日朝にM氏側が突如意見を翻してドタキャン。交渉が決裂したため抗告するに至ったという。
■和解決裂で「10年戦争も覚悟」というが・・・
「和解して次のスタートが切れると思っていました。育ての親が仲介に入ってくれ、この1週間寝ずに尽力してくれたのにこのような結果になったことが申し訳ない。不可解な金の流れを解明し、父がやってきたチャリティーなどの事業に力を注ぎたい」と語った勇気氏。同席した会計士は4年間で2億2000万円もの使途不明金が発覚したと告発した。しかしながら、いくらM氏側の不正を訴えたところですでに相続の手続きは勇気氏もハンコを押して終了済み。世間の同情に訴えて抗告したところで高裁でも却下される可能性の方が高いのである。