「観察医 朝顔」にも続々 レジェンド頼みでフジ月9復調か
今週から続々とスタートする地上波GP帯の夏ドラマ。8日は「監察医 朝顔」(フジテレビ=月曜夜9時)が始まる。上野樹里(33)が監察医、時任三郎(61)がその父親で刑事という"父娘バティ"で挑む法医学ミステリーだ。
目下4期連続で2ケタを確保し、復調ともいわれるフジ月9。「最近の数字にこだわっている感は、どのドラマ枠よりも強い」(民放キー局関係者)なんて指摘もある。確かに「監察医 朝顔」も1話完結型、監察医と刑事、そして漫画原作と、最近の連ドラのヒット要素がてんこ盛りだ。
「1990年代、2000年代に20%超を連発していた頃の月9とは確かにカラーは違いますが、時代が変わっている以上、視聴者の指向に合わせるのは当たり前のこと。むしろ、それで狙い通り結果を出していることが凄い」とテレビコラムニストの亀井徳明氏はこう続ける。
「『監察医 朝顔』は15%超えも視野に入っているでしょう。タイトルといいテーマといい、一見、"テレ朝的"な既視感があるのは否めません。ですが、そこに山口智子と石田ひかりという"月9レジェンド"が贅沢に配役されているところに、月9ブランドの意地と本気を感じますね」