NHKとテレ東は参院選開票特番「もう、やめたい」が本音
NHKと民放テレビ・キー局は7月20日・土曜日の時点で、翌21日投開票の参院選当選者のすでに8割の当確を読み込んでいる。残り2割も、出口調査を加味して、投票締め切りと同時に当落を判定するという。
「近ごろは、有権者の投票行動のビッグデータや世論調査・情勢調査、期日前投票などの解析精度が飛躍的に上がり、当日の出口調査を待たなくても、十分に当落予想はつくんです。やろうと思えば、開票特番が始まった直後の午後8時に、数選挙区を除けば、ほぼすべての当確は出せます」(テレビ局選挙本部キャップ)
しかし、それでは長尺の開票特番はもたない。票数を刻々と速報し、当確を小出しにして、あたかもテレビ局が早打ち競争をしているような演出で盛り上げるのだ。では、それによって、看板キャスターがあおるほどに視聴率は上がるのか。それがそうでもないらしい。
多くの人がNHKにチャンネルを合わせたらそれっきりで、自分が投票した候補者の当落と全体の情勢がだいたい分かったら、もう風呂に入ってしまったりするのだろう。