土曜の夕方に「ドラえもん」家族での視聴習慣は根づくのか
老若男女に愛されている人気アニメ「ドラえもん」(金曜夜7時)と、「クレヨンしんちゃん」(同夜7時30分)の放送枠移動が22日、テレビ朝日から正式に発表され、世間がザワついている。
「ドラえもん」は38年間、「クレヨンしんちゃん」は23年間、現在の枠で放送されてきたが、10月からは「クレヨンしんちゃん」が土曜日の夕方4時30分、「ドラえもん」が同5時から放送されることに。
ネット上では〈土曜の夕方は家にいません〉〈金曜日の方が良かった〉〈アニメをどうしてないがしろにするんだろうか〉などと“反対派”の声も少なからずある。
なぜ移すのか? テレ朝に理由を聞いてみると、「塾などの習い事が増えたので、今の時代の子どもたちのタイムスケジュールにマッチしたアニメタイムを新たに週末に設けました。現在の放送日よりも土曜日の夕方の方が、より多くの方に視聴していただけると思います」(宣伝部)とのこと。
しかし、理由は他にもありそうだ。
「今のところ日本テレビが5年連続で視聴率3冠(ゴールデン、プライム、全日)ですが、テレ朝はあと一歩のところまで迫っています。一気に攻勢をかけようと、テレ朝は10月から金曜日のゴールデン帯(夜7~10時)を大幅にリニューアル。テコ入れのために、視聴率6~8%台の『ドラえもん』と『しんちゃん』が引っ越しさせられることになったともっぱらです」(テレビ業界関係者)